引越し荷造りのポイント

引越しの前準備・荷造り

資材の調達と必要な道具

段ボール等の資材の調達

まずはダンボール、大きいサイズと普通のサイズを用意しましょう。ダンボール以外にも梱包用の緩衝材やエアキャップ(ぷちぷち)があると便利です。
緩衝材として一般的に利用されているものは古新聞です。
ダンボールを組み立てる時と蓋を閉じるためのテープも必要です。

※ダンボールが中古(スーパーでもらったダンボールや、引越し屋さんから提供されたリサイクルダンボール)の場合、使用済みのテープが貼ったままであれば前もってはがしておきましょう。
上からの重ね貼りはもちろんですが伝票やタグの上からテープを貼るのも同様にはがれやすいためおやめ下さい。

梱包作業で必要な道具

はさみとカッター、太字のペンは黒色以外に赤色も用意しましょう。少し大きめのビニール袋、あると以外に便利なものはビニールの紐、これは少し太いもののほうが丈夫で作業がしやすいと思います。
それと雑巾も用意しておきましょう。

梱包前の段取り

新居の間取り図

梱包前の段取りで重要なことが新居の間取り図を書くことです。各部屋にA,B,C,や1,2,3等、番号や記号を決めてその間取り図に書いておきましょう。

梱包が終わった段ボール箱に間取り図に書き入れた記号を書いておけば引越し業者の作業員さんも新居のどの部屋に置くのかが分かるのでいちいちどこに置くのかを指示しなくても済み、作業の効率もはかどります。

食器などの割れ物を入れた箱には目立つように大きな赤い字で「われもの注意」と書いておきましょう。

梱包をはじめたら

奥から手前へが基本

普段あまり使わない食器や本、季節の物でない衣類等から箱詰めするのがいいでしょう。使う可能性のある物を詰めてしまうと梱包した箱を探して開けることになり大変です。また、玄関など手前の方から梱包してしまうと、通路や出入り口をふさいでしまいスムーズな梱包ができません。一人暮らしなら3日前、ご家族なら一週間前には準備を始めた方がいいでしょう。

こんな梱包はいけません

蓋の盛り上がりや組んだだけの底面

ダンボール箱は必ずテープが直角に交わるように張ります。これで十分な強度があり、これ以上張る必要はありません。よく左右の角にも張ってる方がいますが強度は変わらず、持った時に滑りやすくなるため避けてください。また底を組んだだけの状態や、組んだ上でテープを張った状態は非常に強度が弱いため絶対に避けてください。

物品別の梱包の例

台所小物や割れ物類

●刃物は、刃の部分を厚い紙で巻き、キツめにテープで巻きます。
●ビン類は、フタを必ず閉め、一本づつ新聞紙で包んで縦に置き最後に隙間も新聞紙などで埋めます。
●陶器・グラス類は、一つづつ新聞紙で包み、縦向きで詰めます。最後に隙間も新聞紙などで埋めます。
●ガラス類は、ダンボール等の固いもので梱包します。
●お皿は、一つづつ新聞紙で包み、立てて並べていきます。最後に隙間も新聞紙などで埋めます。軽く振ってガチャガチャと音が鳴るくらいだと簡単に割れてしまいますのでご注意下さい!その場合は間に新聞紙などの緩衝材を挟みましょう。

書籍本類

必ず小さめな箱に入れてください。大き目の箱にいっぱいに詰めてしまうと重量で簡単に移動が出来なくなってしまいます。また重量で危険も伴いますのでご注意下さい。箱のサイズもなるべく同じ方が重ねた時に潰れません。

収納関係

タンスや衣装ケースの中身は洋服であれば入れたままで構いません。雑貨などはダンボールへ移して下さい。下着なども同様に事前にダンボール等で梱包してください。ハンガーでかける洋服は専用のハンガーボックスという輸送ボックスをお持ちしますのでそのままの状態でお待ちください。

電化製品

炊飯器やトースター、ビデオ、照明器具などの小型の電化製品は購入時の箱があればそれに入れるのが安全です。ない場合はエアキャップなどでくるみダンボールに入れて下さい。冷蔵庫、洗濯機などの大型電化製品は当日作業員が梱包しますのでそのままで結構です。